川越市薬剤師会　２０２３年１月１日更新

会長挨拶

　

　新年明けましておめでとうございます。
　会員の皆様におかれましては、お健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。平素より薬剤師会活動に、格別のご理解・ご協力を賜り心より感謝申し上げます。

　昨年川越市は市制１００周年を迎えていろいろな行事が展開されました。オープニングイベントの池上彰さんの講演会に参加させて頂ましたが、新型コロナ感染症の話は医療人として大変興味深いものでした。薬剤師会では７月に記念事業として「美と健康」をテーマに市民フォーラムを開催させて頂く準備をしておりましたが、第７波のために中止せざるを得ませんでした。現在は新型コロナウイルスの第８波襲来、インフルエンザの同時流行に目の離せない状況です。平穏な日常が戻り、何の不安もなくいろいろな活動が行える日を切に願っております。年末にはオミクロン株BA.4−5の感染が流行しており、日本製の抗ウイルス薬（ゾコーバ錠）が発売になりました。治療に役立って欲しいと望む所ですが、薬局での緊急承認薬の取り扱いについては不明の点も多く今後の課題です。

　岸田政権に代わって１年が過ぎました。大臣人事や旧統一教会の問題で、新型コロナ感染症の分類扱い、対策に打ち込めない状況だと考えますが、今後の活動に期待するところです。また２２年７月にはワーキンググループの取りまとめが公表され、薬剤師の対人業務の充実がもとめられ、ICT化や地域における役割の重要性が提言されました。これからはますます情報提供に努める必要があります。現在研修会・講習会はWebを活用した形式が多くなってしまいましたが、会場参加・Webでも認められる新しい認定制度が始まりました。

　会員の先生方には、Withコロナ対策の中、学校薬剤師の活動、休日急患診療所の執務などについても、しっかりと関わって頂いたと思います。CCNかわごえでは、多くの医療関係者との出会いがありました。これを機に、医療介護フォ-ラムを実施するなど他業種との連携を進めていく所存ですので会員の皆様も積極的に参加をお願い致します。

　終わりに、会員の皆様にとって２０２３年が幸多き年となりますようご祈念申し上げまして新年のご挨拶といたします。
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